先輩の声

新技術開発による原価削減、新商品開発の面白さ

新技術開発課は、その名前のとおり新しい技術を開発する部署で、主に原価低減につながる技術開発を担っています。原価が低減されれば利益につながり、会社の存続につながります。既存の商品とは異なる新商品、新事業も考えます。プレス溶接技術を使った車体部品以外の商品の開発なんですが、ジャンルの幅も広いですし、小さな製品から大きな製品まで、すべてアイデア次第です。アイデアをストックするために、プライベートで車を運転していても、テレビを見ていても、鉄板を見たら「板厚はどれくらいだろう?」「うちの技術で作れるな」「いくらかかるかな」など、見るものが全部「当社なら」とばかり考えていますね。

入社して良かったこと

当社では、新入社員はまず現場を学びます。入社前に特別な知識はなくても大丈夫ですが、入社後は使っている工法、設備についてできるだけ深く学びます。
私は1年間現場で学び、その後の1年間は設備保全課で修理に携わり、鉄の性質、設備の基本、壊れた時に修理できるようにします。それから生産企画課へ異動して3年間は新機種を受注し、それを作る方法を考え、ものを作るプロセスをきちんと理解し、実行できる知識を身に付けます。2013年ごろから埼玉工場の立ち上げに関わりました。初の関東進出[Go to Eastプロジェクト]でした。何もない物流倉庫に、溶接設備をどう配置し、どう物流させるか、メンバー全員での試行錯誤でした。生産スタッフとして2年間、埼玉県鶴ヶ島市に駐在しました。設備と製品に対する知識があったらからこそ大きなプロジェクトを任され、毎日がとても楽しかったですね。その後は上石津工場の設備保全課で2年、そして現在の新技術開発課に配属となりました。モノづくりについてステップを踏んで学んできたからこそ、新商品の開発から売り込み方、営業部との合同戦略会議を開いて揉んでいくんです。突飛なことも考えます。いくつものアイデアを出し、熟考に熟考を重ねた結果、製品化されることの方が少ないですが…(笑)。
何より、自分の裁量でチャレンジできることが大きいですね。自分で考えたことを自分で実行して、評価していただけるのでやりがいがあります。車体のボディ部品をメインとしながら、設備をどう使うか、どう作るかを考えられるのも当社の強みであり、面白さであると思います。

学生の方へのメッセージ
学生のうちにいっぱい遊んで学びましょう。社会人になると、遊ぶ時間も学ぶ時間もなかなか取れません。1カ月の長期連休があるのは学生のうちだけですからね。有意義に過ごしてほしいと思います。